2020年よりシアターカイと港の人が共同で開催している「シアターX 詩のカイ」。次回は「生命のありかを見つめた映画監督大重潤一郎の詩情」と題し、『映画監督大重潤一郎著作集 われらが海民』(2025年、港の人)の刊行記念の会をおこないます。
大重潤一郎監督(1946 ─2015)は、デビュー作『黒神』から遺作となる『久高オデッセイ』3部作まで、数多の生と死の源としての自然に分け入り、自然の側から人間を描き、命のありかを見つめ続けました。光や風、波の揺らぎや樹木の葉音など、生命のしるしを繊細にとらえた映像は、目に見えぬ大切な何かを伝えているかのようです。
代表作『光りの島』(1995年、60分)上映後、大重監督と親交をもち、映画の深い理解者である宗教学者・島薗進さんに、大重映画の底流にある詩情について語っていただきます。
「生命のありかを見つめた映画監督大重潤一郎の詩情」
上映作品 『光りの島』(1995年、60分)
講演 島薗 進(宗教学者)
◎日時:2026年3月22日(日曜日) 13時30分開場、14時開演
◎会場:シアターΧ(カイ)
東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア
(JR両国駅より徒歩3分、都営地下鉄大江戸線両国駅より徒歩8分)
◎入場料:500円
◎予約:シアターΧ info@theaterx.jp
◎問い合わせ:港の人 info@minatonohito.jp
プロフィール
島薗進(しまぞの・すすむ)
宗教学者・上智大学グリーフケア研究所客員所員・東京大学名誉教授・上智大学神学部特任教授・東京自由大学学長
宗教や死生観に関するものを中心に多数の著作があり、現代における死生観、宗教の問題等、重要な提言と実践を続けている。大重作品の支援者。
大重潤一郎(おおしげ・じゅんいちろう)
映画監督。19歳より映画製作に携わり、1970年、鹿児島県黒神集落の開拓民を題材とする監督デビュー作『黒神』を発表。人間性を破壊する社会のあり方に疑義を呈し、自然への畏敬、風土に根ざした人々の暮らし、各地の伝統的な祭祀を題材とする作品を多く手がける。代表作に『小川プロ訪問記』(1981年)、『光りの島』(1995年)、『縄文』『原郷ニライカナイへ──比嘉康雄の魂』(2000年)、『久高オデッセイ』3部作(2006年、2009年、2015年)など。2015年、那覇にて逝去。
