
うつわ小説その3
先生の庭
ふとしたきっかけから茶道の世界に出会った主人公、亜美。初めてお茶碗を手にする亜美に先生は優しく語りかけ、お茶の深い世界へと導かれていきます。思いがけないできごと、思いがけない出会いをきっかけに、時を超えた人生の不思議に出会っていく姿が描かれる、力強いストーリー。
『先生の庭』刊行記念 展示&トークイベント開催
いしいしんじ うつわ小説シリーズ第3話
『先生の庭』刊行記念トークイベント
「塵(ちり)から塵(ちり)へ」
出演:いしいしんじ
日時:5月16日(金)19時から20時30分
会場:中小企業会館 9階講堂(東京都中央区銀座2-10-18)
入場料:2000円
予約はこちらから。
うつわ祥見KAMAKURA特別展「ちゃわん展」
参加作家:荒川真吾 矢尾板克則 横山拓也 吉田直嗣 境道一
会期:2025年5月13日(火)から5月18日(日) 13時から19時
会場:森岡書店銀座店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階 電話03-3535-5020)
私たちは、自然からいただいたものを「うつわ」に盛っていただきます。
「うつわ」に注がれた水で体と心をうるおします。
家という「うつわ」のなかで日々を過ごし、この世に別れを告げたのち私たちの体は焼かれて「うつわ」におさめられます。
小説家いしいしんじさんが「うつわ」をテーマに書く「うつわ小説」。
このシリーズは、鎌倉のうつわギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」のプロデュースにより誕生しました。
約1年をかけて、4篇の小説を順次刊行していきます。
器はみな土でできています。きのうふと開いたものすごく古い聖書のページに、お前たちは塵として生まれ塵にかえるのだという有名な文言があり、あ、人間も器だな、と思いを改めた次第でした。うつわを書くのは小説の基本なのかもしれません。──いしいしんじ
ブックデザイン 吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
うつわ小説その1
からっぽの光
アンデス高原に行く1年間マンションの留守番をしてほしいという、牧野マキ先輩からアユコへの電話で始まる物語。それぞれにそれぞれを生きながらも心を寄せ合う人々と、暮らしの随所に息づくさまざまなうつわたちが、おだやかに存在を照らしあう……。
2024年7月7日刊
A5サイズ変型/本文32頁
定価1500円(本体価格・税別)
包み紙のなかに本が入っています。包み紙はブルーとベージュの2種類があります。
うつわ小説その2
皿をまわす
レコードケースのなかに本が入っています。
2024年11月3日刊
A5サイズ変型
定価1500円(本体価格・税別)
うつわ小説その3
2025年5月刊行予定
『からっぽの光』刊行記念トークイベント

『皿をまわす』刊行記念トークイベント
