ヴォーリズ評伝 日本で隣人愛を実践したアメリカ人

奥村直彦 著

◎日本での家庭薬「メンソレータム」の生みの親で、日本に数多くの名建築をのこしたヴォーリズの生涯を明らかにする。

◎今からちょうど百年前の明治38年、ひとりのアメリカ青年が来日し、英語教師として赴任するため、琵琶湖畔の小さな駅に降り立った。日本と日本人を愛し、あらゆる困難を克服して近江に「神の国」の理想社会をつくるべく生涯を捧げたウィリアム・メレル・ヴォーリズがその人である。

建築家として、山の上ホテル、大丸百貨店、話題の豊郷小学校など、全国に数々の有名な「ヴォーリズ建築」を遺したメレルは、一方で家庭薬「メンソレータム」(現メンターム)を日本にもたらし、YMCA、病院、学校、図書館等をつくり、地域に貢献し社会の必要に応えた。しかし自ら「失敗者」と称した彼の生涯は、現代を生きる私たちに何を教えるのか。

◎生い立ちから召天までを丹念に追い、生涯を賭けて行われた「近江ミッション」の全貌を明らかにする本格評伝。ヴォーリズ研究の第一人者によるヴォーリズ論集大成。年譜、書誌情報など資料多数。写真も多数掲載。日本キリスト教受容史の一側面を示す資料としても貴重。

◎日野原重明氏(聖路加国際病院理事長・名誉院長)推薦

24歳で来日した若きヴォーリズは、近江八幡の町だけでなく日本をこれほどまでに文化的に高めた。彼のキリスト教精神の具現によるその生涯は読者の心を震わせる。

◎日本図書館協会選定図書

 

■ヴォーリズについて

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrel Vories)一柳米来留(日本名)

1880-1964。アメリカ、カンザス州に生まれる。コロラド大学卒業。建築家を志していたが、在学中に海外宣教に召命を受け、1905年YMCA仲介の英語教師として来日。1908年建築事務所開設。以後近江基督教伝道団(近江ミッション)を結成し、近江八幡を中心に伝道、医療、製薬、教育、福祉事業を展開。1941年日本に帰化、戦後、GHQへの使者に立つ。1958年、近江八幡市名誉市民第1号に。1964年死去。

 

 

■著者

奥村直彦(おくむら・なおひこ)

東京都出身。早稲田大学卒。同志社大学嘱託研究員、元近江兄弟社学園長。キリスト教史関係の共著、ヴォーリズ関係学会発表、論文等多数。生前のヴォーリズを知る数少ないヴォーリズ研究者。日本基督教団安土教会牧師。

 

■書評

神奈川新聞1998年9月29日

 

リバイバル新聞2005年10月02日号

 

クリスチャン新聞2005年10月30日号

 

キリスト教新聞2005年11月05日号

 

 

  • 四六判/上製本/カバー装/本文366頁
  • 3,600円(本体価格・税別)
  • 2005年8月
  • ISBN4-88008-332-1 COO23
  • ※品切れ