杉浦康平のアジアンデザイン

杉浦康平+神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究組織 著
赤崎正一+黄國賓 編

戦後を代表するグラフィックデザイナー杉浦康平。初期50年代から現在まで、圧倒的な質と量のデザインを生み出してきたその歩みを、おそるべき鮮やかな記憶によって語る。デザインの思考と実践、探究のプロセス、社会経済や文化状況の緻密な観察と分析──豊饒な語りにあらわれる無数のテーマが、杉浦デザインを作り出す強靭な知性と精神を証明する。豊富な脚注とカラー図版を収録。巻末に「杉浦康平年表」。
この本によって、いま、現代デザインの景観は一新されるであろう。

構成・基本設計 赤崎正一
装丁 佐野裕哉
デザイン・組版 赤崎正一+佐野裕哉
写真撮影 佐野裕哉+清水薫

 

■目次

まえがき 神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究組織
インタビュー 音楽から始まる(聞き手:赤崎正一+黃國賓)
カラー図版 京劇
カラー図版 マンダラ
インタビュー 曼荼羅からアジアンデザインへ(聞き手:赤崎正一+黃國賓)
カラー図版 変幻する神々/神々の跳梁
カラー図版 ガムラン[楽舞夢幻]
カラー図版 コスモス+マンダラ
カラー図版 花宇宙
インタビュー プロセスの中のデザイン/粘菌的領域性(聞き手:赤崎正一+黃國賓)
インタビュー 領域を溶かす(聞き手:入江経一+赤崎正一+黃國賓)
アジアンデザイン研究所と杉浦康平 黃國賓
「デザイン」批判としてのアジアンデザイン………へのメモ 赤崎正一
あとがき 神戸芸術工科大学共同研究組織
杉浦康平年表
執筆者紹介

 

■執筆者

杉浦康平(すぎうら・こうへい)
1932年東京生まれ。東京藝術大学建築科卒業。グラフィックデザイナー、アジア図像研究者。杉浦康平プラスアイズ主宰。神戸芸術工科大学名誉教授。2009年―17年、同大学アジアンデザイン研究所(RIAD)所長。1964年―65年および66年―67年の2度にわたり西ドイツ(当時)ウルム造形大学に客員教授として招聘。1997年、紫綬褒章受章。その他、受賞多数。2004年、雑誌デザインの集大成「疾風迅雷」展(東京、ギンザ・グラフィックギャラリーほか)。その後、同展は2005年―07年に韓国のパジュ、中国の北京、深圳、成都ほかを巡回。2011年、武蔵野美術大学美術館・図書館において「脈動する本」展開催。2019年、旭日小綬章受章。2021年、杉浦康平デザインアーカイブ(武蔵野美術大学美術館・図書館所蔵)特設ウェブサイト「デザイン・コスモス」公開。著作集「杉浦康平デザインの言葉」シリーズ(4冊、工作舎)。その他、著書多数。

赤崎正一(あかざき・しょういち)
1951年東京生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業。エディトリアルデザイナー。1976年―96年、杉浦康平プラスアイズに在籍。2006年―20年、神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科教員。神戸芸術工科大学名誉教授。

黄國賓(ファン・グオーピン)
1967年台湾・高雄生まれ。神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科卒業。神戸芸術工科大学大学院博士課程修了。博士(芸術工学)。ビジュアル・コミュニケーション、アジア図像学、東アジアデザイン文化。神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科教授。2018年―21年、同大学アジアンデザイン研究所(RIAD)所長。

入江経一(いりえ・けいいち)
1950年東京生まれ。東京藝術大学建築科卒業、同大学院修了。その後、東京工業大学篠原一男研究室に在籍。建築家、メディア・アーティスト。株式会社パワーユニットスタジオ主宰。1998年―2000年、多摩美術大学教授。2000年―10年、岐阜県立情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。2010年―18年、神戸芸術工科大学大学院/映像表現学科教授。

 

 

  • AB判変型上製本/本文224頁(うちカラー48頁)
  • 3900円(本体価格・税別)
  • 発行:新宿書房 発売:港の人
  • 2023年3月刊
  • ISBN978-4-89629-419-4 C0070