数学科教師で前横浜共立学園校長が、礼拝の時間に生徒たちに向かって語った温かく感動にあふれるお話。生きるとは、命とは、愛とは、何か。10代の多感な少女たちに人気をえて、刊行が待ち望まれていた学校礼拝奨励集。
■推薦の言葉
学校法人横浜共立学園理事長 久保義宣氏
著者は数学を教える人として秀でているばかりでなく、信仰者として物の考え方と生き方を若い魂に教え、優れた証しをなさいました。
日本基督教団横浜指路教会牧師 藤掛順一氏
中高生に対して語られた礼拝説教集だが、むしろ大人が読んでこそその味わいと深みを感じることができる信仰エッセイ集である。
■著者
塚本智子(つかもと・さとこ)
静岡県生まれ。日本基督教団横浜指路教会会員。静岡大学理学部数学科卒業。静岡英和女学院中学校・高等学校数学科教諭として教壇に立ち、以後、東京での教職経験を経て、1980年4月から横浜共立学園中学校・高等学校に奉職。2006年度から校長職に就くも、病を得て1年後職を辞す。2009年3月に同学園を退職。この間、慈愛にみちた眼差しで生徒たちの成長を見守り続け、生徒たちにふかく慕われる。
■目次
1 自然の中に
いのちを染める/宇宙・秩序あるもの/伽藍・ガランドウ/神のみわざ ひまわりの花に/もじずりの花
2 人との出会いに
オルゴールに寄せて/「花のちる音」その静寂/「夕鶴」を聴く/水沢の虹/三谷隆正の妻、菊代/ドリーマス・スクールの誕生/岡見けい わが国最初の女性医学博士/横浜共立学園の本校舎/ストラディヴァリウス・デュランティ
3 サンピエトロ寺院の「ペテロ」
「イオン分析」のはなし/サンピエトロ寺院の「ペテロ」/キリストこそ神のロゴス/「海」の中に「母」がある/聖書 写本の時代/「黙して、独り座っているがよい」/「月の沙漠」
4 クリスマスの夜に
ユダの荒野/「まち針」のクリスマスメッセージ/「ステンドグラス」のクリスマスメッセージ/輝く星に導かれて/アドヴェニーレ/小さな聖堂
あとがき
■書評
読売新聞2010年8月26日
2010年7月17日号/キリスト新聞
- 四六判変型/ソフトカバー/本文232頁
- 1,600円(本体価格・税別)
- 2010年3月刊
- ISBN978-4-89629-220-6 C0016
- ※在庫僅少