金沢のふしぎな話II 「続咄随筆」の世界

鈴木雅子 著

◎大好評の『金沢のふしぎな話』(2004年刊)の続編。まだまだあった金沢の世にもふしぎな物語。江戸時代後期、金沢城下町で噂された怖い話、面白い話、奇妙な話、不思議な話など78話をわかりやすく紹介。カッパ伝説など民俗学的にも貴重な話を採録。人名・地名索引付。古都金沢を愛する人の郷土本。

◎『続咄随筆(ぞくはなしずいひつ)』とは、加賀の下級武士・森田大作良郷が、先祖の森田小兵衛盛昌の著『咄随筆』(『金沢のふしぎな話』)にならい、嘉永3年(1850)にその続篇として、同じように奇事怪談78話を上中下3冊にまとめたもの。当時の金沢の風俗・民俗を知る史料として価値が高い。

 

■著者

鈴木雅子(すずき・まさこ)

1928年生まれ。東京大学卒。石川郷土史学会会員。著書に『「咄随筆」本文とその研究』(風間書房)、『金沢のふしぎな話 「咄随筆」の世界』(港の人)など。

 

■目次

この本を読む前に

続咄随筆 上

続咄随筆 中

続咄随筆 下

あとがき

参考資料

索引

 

 

  • A5判/ソフトカバー/カバー装/本文284頁
  • 2,800円(本体価格・税別)
  • 2009年12月刊
  • ISBN978-4-89629-217-6 C0095