社会福祉における共通的基本事項 その軌跡と課題

鵜沼憲晴 著

社会福祉法でいわれる「共通的基本事項」、つまり「社会福祉を目的とする事業」「社会福祉事業」「福祉サービスの基本的理念」「福祉サービスの質」とは何か。その歴史を問い、将来を展望する。

 

■著者

鵜沼憲晴(うぬま・のりはる)

1966年、岡山県で生まれる

1996年、龍谷大学大学院社会学研究科博士課程社会福祉学専攻単位取得満期退学

現在、皇學館大学社会福祉学部准教授

編著書

「特別養護老人ホーム入居者の権利」中久郎・桑原洋子編『現代社会と社会福祉』所収、1998年、信山社

『日本社会福祉法制史年表Ⅱ』共著、1999年、永田文昌堂

『社会福祉の思想と制度・方法』共編、2002年、永田文昌堂

『日本社会福祉法制史年表 平成編 1990-2003』共著、2006年、港の人

『現代社会福祉法制総覧』共編、2002-2005年、港の人

 

■目次

はしがき

 

第1章  社会事業法についての考察

はじめに/第1節 社会事業法の成立背景/第2節 社会事業法の概要/第3節 社会事業法の考察/第4節 社会事業法の特徴おわりに

 

第2章  社会福祉を目的とする事業

はじめに/第1節 社会福祉事業法における社会福祉を目的とする事業/第2節 社会福祉法での位置づけ/第3節 社会福祉を目的とする事業に関する立法提起/第4節 福祉サービスの概念と利用者の利益保護/おわりに

 

第3章  社会福祉事業

はじめに/第1節 社会福祉事業の史的経緯/第2節 社会福祉事業の再構成/おわりに

 

第4章  福祉サービスの基本的理念

はじめに/第1節 社会福祉事業法における理念の変遷/第2節 社会福祉法における理念/

第3節 考察/第4節 福祉サービスの基本的理念/おわりに

 

第5章  福祉サービスの質 質確保施策と質向上施策の課題

はじめに/第1節 福祉サービスの質に関する施策の体系/第2節 福祉サービスの質の意味/第3節 福祉サービスの質確保施策の問題と課題/第4節 福祉サービスの質向上施策の問題と課題 第三者評価事業を中心に/おわりに

 

あとがき

資料 主な社会福祉事業法案における本著関連条文(抄)

 

 

  • 四六判/上製本/カバー装/本文288頁
  • 2,800円(本体価格・税別)
  • 2009年6月刊
  • ISBN978-4-89629-209-1 C3036