著者が尊敬してやまない、4人の大事な作家、釋迢空、夏目漱石、廣津和郎、佐多稲子をあたたかい眼差しでみつめ、気品のある文章で語る珠玉のエッセイと論考。
『年月のあしあと(四)』2012年9月刊
■著者
坂本育雄(さかもと・いくお)
文芸評論家。1928年東京生まれ。慶應義塾大学卒。鶴見大学大学院教授などを歴任。主著に『夏目漱石』『評伝廣津和郎』『廣津和郎研究』ほか多数。
■目次
釋迢空
えせ者のときめく時
夏目漱石
漱石─生涯を貫くもの/漱石の中の女性(1~3)/「明暗」素描
廣津和郎
文学・戦争・『松川裁判』/松川裁判
佐多稲子
佐多稲子論/佐多稲子書簡
雑纂
教育基本法改訂問題/棋士と園遊会/靖国神社参拝問題/野球と戦争
あとがき
- 127×170ミリ/ソフトカバー/カバー装/本文142ページ
- 1,500円(本体価格・税別)
- 2008年9月刊
- ISBN978-4-89629-198-8 C0095