京都女子大学図書館吉澤文庫蔵の貴重書『節用集』を影印で初公開。あわせて和訓索引と解題をもうけ、充実した内容。この『節用集』は室町時代末期の写本とされ、中世語研究に不可欠の重要資料である。付載論文は5編を掲載した。
■監修者
近藤良一 北大寺住職・苫小牧駒澤大学前学長
■著者
木村晟 駒澤大学名誉教授・近思文庫主宰
片山晴賢 駒澤大学名誉教授・近思文庫主宰
相澤貴之 駒澤大学名誉教授・近思文庫主宰
■目次
「発刊の辞」近藤良一
京都女子大学図書館吉澤文庫蔵 節用集 本文と索引 木村晟
影印本文/和訓索引/ 解題
付載論文
「『増刊節用集』の原拠調査[六]──辞書編纂過程を探るために」木村晟
「近世曹洞禅の研究 ── 草庵恵中について」谷本忠賢
「『温故知新書』における『和名類聚抄』の利用」相澤貴之
「北京オリンピックと中国のグローバリゼーション」森川麟三
「海泡~海亀~海星 ── 中国人留学生に関する一考察 その活用こそ、日本企業発展の鍵」 森川麟三
- A5判/上製本/本文326頁/函入
- 8,200円(本体価格・税別)
- 2008年3月刊
- ISBN978-4-89629-191-9 C3381