◎患者さん、その家族の方が、がんについて学習し、納得のいく最良の治療法をえらぶための一冊。
◎「免疫療法とは何か?」「再発がん、進行がんの治療はどんな手段があるのか?」がん治療に対するいろいろな疑問を解決します。
◎「治療型」がんワクチン療法は、進行がん、再発がんの治療を目指し、効果が実証しづらい免疫療法のなかで、短期間でがんのしこりを縮小できるという成果をあげています。
◎体のなかに潜むがんを確実に見つけだす免疫の力、その力を利用した最新の「治療型」がんワクチン療法のしくみを、わかりやすく解説します。
■著者
蓮見賢一郎(はすみ・けんいちろう)
米国法人蓮見国際研究財団理事長。
1948(昭和23)年、東京生まれ。埼玉医科大学卒。専門は腫瘍免疫学と終末期医療。東京大学医科学研究所を経て、88年医療法人社団珠光会理事長に就任。99年米国法人蓮見国際研究財団(HIRF)理事長に就任、「国際ガンワクチン・シンポジウム」を世界各国で開催する等、国際的に先端がん免疫療法の啓発および研究活動を推進している。米国メリーランド州立大学並びに米国トーマス・ジェファーソン大学との共同研究等により独自のがん免疫療法の開発に成功、末期がん治療に新たな選択肢と優れた成果を見出す。トーマス・ジェファーソン大学客員教授、中国吉林省腫癌院名誉院長、中国長春中医大学客員教授を兼任。世界医師会、英国王立医学会会員の他、国内外の数多くの学会活動に参加している。ブラジル政府より大十字勲章授与。主な著書に『愛のガンワクチン』(91年、緑書房)、『Cancer Vaccine』(02年、HIRF)、『免疫学でがんと闘う』(05年、法研)他。
■目次
第1章 免疫の力でがんを治す
第2章 がんとは何か?
第3章 まるで戦争を仕掛けるようながん治療
第4章 免疫力のはたらき
第5章 がんワクチン療法とは何か?
第6章 「治療型」がんワクチン療法で進行がんを治す
第7章 「治療型」がんワクチン療法のしくみ
第8章 患者さん主体の治療をめざして
特別寄稿 「「治療型」がんワクチンがもたらしたがん治療の新たな可能性」ローエル・T・ハーミソン(元米国厚生省事務次官)
- 四六判/ソフトカバー/本文160頁
- 1,500円(本体価格・税別)
- エディター・プロダクツ(旧・緑書房)発行
- 2007年10月刊
- ISBN978-4-89629-175-9 C0047