神奈川県湘南の名物漁師さんが書いた、湘南の海、風土、歴史、漁師の暮らしのこと。いいだもも(評論家)、宮原昭夫(作家)の特別寄稿文も収録。
■著者
小菅文雄(こすげ・ふみお)
1936年、神奈川県藤沢市の代々続く漁師の家に生まれる。若い頃より家業の漁業に専念していたが、40歳代で初めての小説「海鳴」を執筆、1981年の「第8回野性時代新人文学賞」(角川書店)の最終候補作品に選ばれる。以後、漁師のかたわら創作活動を続け、1988年、小説「五郎の海」が「KAZI海洋文学賞」(舵社)を受賞。幼い頃より親しんできた湘南片瀬の海と町をこよなく愛し、現在は伊勢エビ漁を中心にした漁師稼業と文筆業にいそしむ日々。持ち船は文成丸といい、藤沢・鎌倉に暮らす文学仲間たちと、釣りと酒を楽しみ文学を語る会「文成丸釣飲会」を主宰。著書に『五郎の海』(ペンネーム:小菅太雄、舵社刊、1996年)。
■目次
第1章 ふなあそび
第2章 湘南・片瀬今昔物語
第3章 漁師の独り言
特別寄稿 小菅文雄の今昔 いいだもも(評論家)
特別寄稿 片瀬について 宮原昭夫(作家)
- 四六判/ソフトカバー/カバー装/本文196頁
- 1,600円(本体価格・税別)
- 2007年4月刊
- ISBN978-4-89629-174-2 C0095
- ※在庫僅少