「ステッキをつき、ズックの靴をはいて、ひとり、とぼとぼと」私小説の道をのぼりつめた作家川崎長太郎の世界を、その最後のうしろ姿をみつめた著者が滋味あふれる文章で解き明かす。著者は作家の私小説を「芸」というが、本書には日だまりの匂いのする著者の哀惜が滲んでいる。書き下ろし「抜けぬ杭」を収録。
- 新書判/上製本/糸かがり/カバー装/本文112頁
- 1,800円(本体価格・税別)
- 1997年11月刊
- ISBN4-89629-000-3 C0095
- ※品切れ
保昌正夫 著
「ステッキをつき、ズックの靴をはいて、ひとり、とぼとぼと」私小説の道をのぼりつめた作家川崎長太郎の世界を、その最後のうしろ姿をみつめた著者が滋味あふれる文章で解き明かす。著者は作家の私小説を「芸」というが、本書には日だまりの匂いのする著者の哀惜が滲んでいる。書き下ろし「抜けぬ杭」を収録。