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『消えてしまった葉』
消えてしまった葉
チラナン・ピットプリーチャー
四方田犬彦、櫻田智恵
A5判変型/並製本/カバー装/本文148頁
2,000円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-344-9 C0098
 
■本書の特色
◎タイで「タイ社会で影響力をもつ100人の女性」に選ばれるなど、絶大の人気を誇る女性詩人の初めての翻訳詩集。35篇の詩、解説付。
◎チラナン・ピットプリーチャーは1970年代、大学で民主化運動に参加。学生運動の指導者セークサンとともにラオスで武装訓練を受けた後、タイ・ラオス国境の森で6年間にわたり、タイ国軍との武装闘争に従事。その間に出産。1980年に恩赦により投降し、バンコクに帰還。コーネル大学に学び、1989年詩集『消えてしまった葉』を発表。森での苛酷な日々を描き、若き情熱と生命讃歌をうたう詩集は第11回東南アジア文学賞を受け、ベストセラーとなる。
◎解説「チラナン 人と作品」(四方田犬彦、櫻田智恵)は、チラナンの紹介や、本詩集が生まれた70年代当時のタイ社会、学生運動のことを詳細に述べている。

■著者紹介
チラナン・ピットプリーチャー
1955年、タイ南部トラン県に生まれる。チュラーロンコーン大学に進み、女子大生としての最高の栄誉である「チュラー大の星」に選ばれる。学生運動の指導者セークサン・プラセタークンとともに、白色テロを避けて国外に逃亡。ラオス国境で武装訓練を受けた後、1975年からタイ、パヤオ県を拠点として武装闘争に入る。1980年に投降。処罰なし。コーネル大学に留学。帰国して1989年、詩集『消えてしまった葉』を刊行。東南アジア文学賞を受け、ベストセラーとなる。以後、バンコクのメディアのなかで活躍。映画字幕から展覧会企画までに関わり、回想記、旅行記を精力的に執筆。仏教研鑽と環境保護運動に従事。2010年には「現代タイ社会で影響力をもつ100人の女性」に選ばれる。
■訳者紹介
四方田犬彦(よもた・いぬひこ)
1953年、大阪に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画史の教鞭をとり、現在は文筆業に専念。東南アジア関係の著作としては『アジア映画の大衆的想像力』『怪奇映画天国アジア』『アジア全方位』がある。詩集に『人生の乞食』『わが煉獄』が、翻訳に『パゾリーニ詩集』がある。サントリー文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨などを受賞。

櫻田智恵(さくらだ・ちえ)
1986年、青森に生まれる。専門はタイ研究、歴史学(現代政治史)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士前期課程修了、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程を指導認定退学。現在、同研究科特任研究員。2007年にチェンマイ大学、2012から2014年にチュラーロンコーン大学に留学。論文に「プーミポン前国王による初期行幸と奉迎方法の確立:「一君万民」の政治空間の創出」、『タイ国王を支えた人々:プーミポン国王の行幸と映画を巡る奮闘記』など。
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