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『世界 ポエマ・ナイヴネ』
本書の詳細

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■本詩集より「希望」
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希望は この大地が夢などではなく血のかよった体なのだと
見ること 聞くこと 触れること
それらが決してまやかしではないと 信じること
ここで知り得たすべてのことは
入り口に立って眺める庭園のようなもの

(略)

わたしたちの目にするものは幻にすぎないという人たちがいる
なにもありはしない ただそのように見えるだけだと
でもそれはまさに希望をもつことのできない人々
背をむけたとたん後ろにある世界は
すっかり消えてなくなってしまうものと考えているのだ
盗人の手がのびてさらっていってしまったかのように
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■目次
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木戸
ガネク
食堂
階段
書斎の父
父の呪文
窓からの眺め
父は語る
ケシの寓話
芍薬畑にて
信仰
希望
森への探険
鳥たちの王国
恐れ
恢復
太陽
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解説
 荒地のなかの芍薬の園―チェスワフ・ミウォシュ『世界 ポエマ・ナイヴネ』の背景  小山 哲
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訳者あとがき
 人間の条件―戦火のなかで紡いだメルヘンの詩  つかだみちこ
 世界と添いとげる  石原 耒
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チェスワフ・ミウォシュ略年譜
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