『シベリウスと宣長』
シベリウスと宣長
新保祐司
四六判/フランス装/カバー装/口絵1頁/本文182頁
2,400円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-288-6 C0095
 
■本書の内容
江戸中期の国学者、本居宣長の歌「敷島のやまとごころを人問はば朝日に匂ふ山桜ばな」に、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865〜1957)の音楽とつうじる魂の音を聴く。シベリウスの音楽は「清潔」であり、「純粋な冷たい水」を飲み干すように、ぬるき現代社会に生きるわたしたちの渇きを癒してくれるだろう。本書もしかり。シベリウスを愛する著者の声がときに烈しく、ときにあたたかく響いている。
◎シベリウス音楽の魅力とはなにか。その音楽のなかに流れている思想とは何か。シベリウスを愛する著者がシベリウス音楽の魅力を縦横に語り尽くす。
◎著者は、シベリウス音楽は本居宣長の魂の音につうじるものがあると説く。ふたりの精神に共通するものとはなにか、烈しい論が読者の胸にあつく響く。
◎小林秀雄のモーツァルト論につづく、音楽と文学を往還する新しい文芸評論の誕生!
◎愛すべきシベリウス論の決定版。本書には、シベリウスの音楽が美しく奏でられている。
■著者紹介
新保祐司(しんぽ・ゆうじ)
1953年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。文芸批評家。現在、都留文科大学教授。著書に、『内村鑑三』(1990年)、『文藝評論』(1991年)、『批評の測鉛』(1992年)、『日本思想史骨』(1994年)、『正統の垂直線―透谷•鑑三•近代』(1997年)、『批評の時』(2001年)、『国のさゝやき』(2002年)、『信時潔』(2005年)、『鈴二つ』(2005年)以上、構想社。『島木健作―義に飢ゑ渇く者』(リブロポート、1990年)、『フリードリヒ 崇高のマリア』(角川学芸出版、2008年)、『異形の明治』(藤原書店、2014年)。
編著書に『北村透谷―〈批評〉の誕生』(至文堂、2006年)、『「海ゆかば」の昭和』(イプシロン出版企画、2006年)、『別冊 環⑱ 内村鑑三 1861-1930』(藤原書店、2011年)。 2007年、フジサンケイグループ第八回正論新風賞を受賞。
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