『開国と英和辞書 評伝・堀達之助』
開国と英和辞書 評伝・堀達之助
堀孝彦
A5判/上製本/口絵12頁+本文400頁
6,000円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-237-4 C0023
  2刷出来
 
 
・・・書評
■本書の内容
幕末ペリーの黒船と交渉し、英和辞書をつくり、「開国」を経験した男の波乱に満ちた生涯。作家吉村昭が書いた歴史小説『黒船』の主人公堀達之助の傑作評伝。
幕末の嘉永6年(1853)、ペリーの黒船来航の時に「I can speak Dutch」と第一声を発し、英語の通訳として活躍、さらに日本初の本格的な英和辞書『英和対訳袖珍辞書』を誕生させた、幕府蘭・英通詞の堀達之助(1823〜94)の傑作評伝。
幕末に国家の最前線で異文化接触した驚愕の開国経験と苦難の生涯。その人生を丁寧に辿りながら、壮大なスケールで日本の近代の意味をも問いかける。本書は、一幕臣の生涯を、「開国経験」の思想史というスタイルで描ききった大作である。
国家の急務として西洋語を翻訳して出来た近代日本語が、明治の近代社会を形づくっていくことになる。未知の言語である英語と格闘しその出発点を創出した開成所の堀達之助たちの活躍とその意義を探る。
堀達之助の生き方に魅かれた作家吉村昭は、彼を主人公にした歴史小説『黒船』(中公文庫)を書く。このふたつの書物を読むことによって幕末維新の激動の時代を生き抜いた堀達之助の生涯にいっそうの理解が深まる。
前著『英学と堀達之助』(雄松堂出版、2001年)の姉妹版であり、弊社刊行の『解読「英和対訳袖珍辞書」原稿』(共編著)と揃えてください。
■著者紹介/堀 孝彦(ほり・たかひこ)

1931 年生まれる

学歴 1954年、東京大学文学部倫理学科卒業
1961年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程倫理学専攻単位終了
職歴 1961〜 1986年、福島大学教員(教育学部)倫理学、社会思想史担当
1986〜 2001年、名古屋学院大学教授(経済学部)
現在 名古屋学院大学名誉教授
学会 社会思想史学会、日本英学史学会、日本平和学会
主著 1983年『近代の社会倫理思想』青木書店
1999年『英和対訳袖珍辞書の遍歴』(遠藤智夫と共著)辞游社
2001年『英学と堀達之助』雄松堂出版
2002年『日本における近代倫理の屈折』未来社
2006年『私注「戦後」倫理ノート 1958_2003』港の人
2009年『大西祝「良心起原論」を読む』学術出版会

2010年『解読「英和対訳袖珍辞書」解読』港の人ほか
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