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『近世方言辞書』
本書の詳細

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■収録書目
第1輯・仙台浜荻[東北地方の方言辞書]定価14,000円(本体価格・税別) [品切れ]
仙台浜荻
匡子編か。江戸末期作。仙台語と江戸語を比較・対照させたイロハ順の仙台方言集。もと江戸伊達藩邸に仕えた侍女が後に仙台に10余年滞在して編んだものといわれるが、あるいは男性編とも考えられ、また後人の補注がある。集録語合計2600語は近世各地方方言集で最大級のボリュームを誇る。各項とも仙台方言を上欄に掲げ、続いて語意・用法を説明し、時には古辞書から引用や考証も見られ、最下段に対応する江戸語を示す。今回、初公開。

第2輯・御国通辞/仙台言葉以呂波寄/仙台言葉/方言達用抄[東北地方の方言辞書]定価16,000円(本体価格・税別)[品切れ]
御国通辞
服部武喬編。寛政2年(1790)作。盛岡に通行している方言を集めたもので、語の意義に従い、天象・時候・居所・人倫・気形・飲食・衣服・生殖・支体(附病痾)・光彩・数量・器財・態芸・言語の14門に分け、合計574語を収録。上欄に標準語形として江戸語を挙げ、下段に御国辞(盛岡方言)を記す。
仙台言葉以呂波寄
猪苗代兼郁編。享保5年(1720)作。イロハ順の仙台方言集。総語数約230語。動植物・天象・人倫・動詞・形容詞など各部門におよび、珍しい地方語を多く含む点で貴重とされる。
仙台言葉
堀田正敦編。成立の時期は明らかでなく、一説には江戸に出立する天明6年(1786)以前に編まれたものともいわれるが確証はない。「大槻本」と「一條本」があり、総語数はそれぞれ166語、134語。猪苗代兼郁の『仙台言葉』を参照して、方言をいろは順に配列し、対訳的に江戸語をあてたものである。
方言達用抄
贅庵(桜田景雄)編。文政10年(1827)作。仙台人が初めて採録した仙台方言集。著者の江戸生活の経験から、初めて江戸に赴いた仙台藩士が言葉に迷わず、即座に間に合うように編集した手引書。約200語の仙台方言をイロハ別に集め、仙台方言の下に江戸語や説明を記す。
仙台方言
桜田欽斎(景質)編。文化年間(1804〜18)作。本書は独自の言語観に基づき、助語・形容・通用・性情・態芸・人倫・器形の7部門に分類し合計417語を収録。方言の解釈は一面的でなく、用言の進行形・命令形などに注意が向けられ、また使用階層・語感などにも触れている。
荘内浜荻
堀季雄編。明和4年(1767)作(後に増補)。同年春に水野華竹大夫の妻が江戸へ旅行するおりに餞別として方言矯正用にまとめたものを補訂した、女性のための会話用方言集。内容は分類項目を挙げないが、衣服・人体・病気・人品・什器・料理・動作など一応の分類で配列する。
荘内方音攷
氏家天爵作。天保5年(1834)以前作。山形県荘内地方の音韻のみを記述した書。江戸時代に音韻の専門書としてたいへん珍しく貴重な文献である。

第3輯・常陸方言/訛語づくし/加賀なまり/尾張方言/尾張俗言[関東・北陸・中部地方の方言辞書]定価12,000円(本体価格・税別)
常陸方言
中山信名編。江戸後期作。近世中葉以降、近代初頭にかけての常陸国南部地方の唯一の方言集。
訛語づくし
文化15年(1818)作。金沢方言集。語彙数は250語。
加賀なまり
竹中邦香作。明治中期以前作か。加賀方言を五十音順に列記して解説を加えた方言集。
尾張方言
山本格安編。寛延元年(1748)作。方言集としては最も早いものの一つ。尾張の俗語のうち他国と異なる語彙を集めて註解を加えたもの。天地・日時・居処・生殖・気形・飲食・器用・人称・言辞・動・植・食・器の13門に分かれ約300語を集録。
尾張俗言
寛齋編。寛延2年(1749)作。尾張地方の諺、故事成語、警句等の類を採集してイロハ順に分類し、注釈を加えた成句集。

第4輯・筑紫方言/久留米浜荻/菊池方言考/長崎歳時記/幡多方言[九州・四国地方の方言辞書]定価9,500円(本体価格・税別)[品切れ]
筑紫方言
永田直行編か。江戸末期作。人倫・日常生活に関する言葉、器物・動物・食用植物に関する語彙などを掲げ、おもに長崎言葉を含めて解説した筑紫地方の方言集。
久留米浜荻
野崎教景編。天保11年(1840)頃作か。筑紫久留米藩内を中心に、広く九州一帯の方言を記した近世最大の九州方言集。
幡多方言
『万葉集古義』の鹿持雅澄作。文化14年(1817)作。高知県西南郡幡多地方巡行の折に、蒐集した方言を書き留めたもの。
菊池俗言考
永田直行編。嘉永7年(1854)作。万延元年(1860)素養堂跋。原本は美濃本2巻。上巻624語、下巻535語、合計1159語の熊本方言をイロハ順に配列。
長崎歳時記
埜口文龍作。寛政9年(1797)作。外国文化の影響を受けた長崎の年中行事等を記した歳時記の中に収録されている方言集。

第5輯・倭語類解[九州地方の方言辞書]定価9,000円(本体価格・税別)
倭語類解(元禄16年頃刊本)
埜口文龍作。寛政9年(1797)作。外国文化の影響を受けた長崎の年中行事等を記した歳時記の中に収録されている方言集。

第6輯・琉球館訳語/琉球訳[沖縄地方の方言辞書]定価9,500円(本体価格・税別)[品切れ]
琉球館訳語 ロンドン本
明時代漢語の見出語に琉球語が対訳として書かれたいわゆる漢琉辞典。内容の4割は日本語と思われるが、中国人の編者呉之任はこれを琉球語と同一とみたのであろう。同時に収録された『日本館訳語』がチ、ツの破擦音化からみて1530年頃の内容であり、本書の成立はそれよりさかのぼることはできない。
琉球訳 北京図書館本
本書は、200年間近く行方不明、1994年北京図書館で発見された原書名『琉雅』の琉漢対音辞典で、1800年来琉した清王朝の册封使李鼎元が当時の琉球語を漢字で記録し、『爾雅』の体例によって編纂したもの。今回、初の全文解説版として翻字本文に、訳注、仮名書きと国際音記を加え、琉球方言研究の貴重な参考資料になる。
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